三角の月

星よみ*タロットと日々のゆるり

誰にも話せない

「誰にも話せない」「誰にも話せなかった」

そのような経験はありますか??

個人的には、重たい話ほど人には言えなくなるのではないかな。と思っています。

 

イジメや虐待、ハラスメント等が表沙汰になりにくいのも、「誰にも話せない」という手強い壁が立ちはだかっているからかもしれません。

 

占いの活動をしていて、いただくお言葉のなかで心に刺さるメッセージのひとつがこの「誰にも話せない」です。

 

「誰にも話せなかったからホッとした。」

「ひとりで抱えていたから話せて良かった。」

 

 

私ごとになりますが、昨年の後半、買い物帰りにふと自分の過去を振返りはじめてしまい「そう言えば、誰にも寂しいとか愛情が欲しいとか言わなかったな。ただひたすら我慢して泣いていたな。」と自分で認める瞬間がありました。

主に10代のときの話です。

 

家庭の事情ってなかなか外に言えないものですよね。今でこそ「毒親」なんて言葉が定着していますが(わたしはこの単語はあまり好きではない)、親のことを他の人に悪く言う行為ってすごく難易度が高い!! 

ましてや、親が社会的にきちんとしている職業だと、それが仮面になっていますから、そう簡単に打ち明けられません。

 

母子家庭のカギっ子で育ちましたが(母子家庭という単語も今はNG、ひとり親世帯と言わないといけないのですよね、、)

「お母さんはひとりで育てていて偉いね。立派だね。」

その入口からもう、その人とは信頼関係が築くことができなくなるんです。

「あ、話せない。」

 

ぶっちゃけついでに、忘れないトゲのある言葉も吐き出していいですか(*^^*)

 

田舎の小さな町でしたから、母の裏の仮面を知っている人も少なくはなかったんです。

子どものわたしから見たら「おばさん」である女性が、「あんたは母親の真似しなくていいんだからね。」って突き刺すように言い放ったんです。

 

ドラマの世界かよ!! 笑

 

すみません、逸れました。

 

大人になれば、生活を保つという親の苦労は身に沁みてわかるので、ひとりで子育てを完了した母は立派だったと思います。もちろんいろいろな経験も含めて感謝もしています(*^^*)

 

でも、10代の多感な時期にあって、子どもへの愛情より他の男性への性愛に集中している親の姿は、自分が蔑ろにされているみたいで寂しかったですね。

 

そんなこんなを買い物帰りに思い返して歩いていたら、つーっと涙が出てきまして。

 

寂しいって誰かに言えたら良かったな。

こんな家庭環境だから家にいたくないんだよって話せたら良かったな。

なんで、ぐっと我慢して幸せな子を演じていたんだろう。

 

やっとやっと、自分の想いに蓋をせず許すことができた、そんな瞬間が突然やってきて、自分でもびっくりしました。

 

いわゆるインナーチャイルドですが、これはその後の人生において愛情面でとても苦労する源になりました。(自分で疲れ果てたほどです笑)

 

西洋占星術の視点から見ると、太陽と金星が重なっている(コンジャンクション)ことをコンバストと言いますが、【金星の持つ家庭的な愛情面を太陽が焼き付くしてしまう】と言われています。

対話や経験を通して愛情の感性が発達しにくく、簡単に言うと「幼稚」な愛情になってしまいがちです。

例えば何か問題が起きたときに、話し合って相手の気持ちを理解しようとするより、直視せず逃げてしまう、よそに解決を見つけだそうとする、みたいなことに。

 

コンバストは太陽と水星でも起こりますが、こちらも【水星の自由な思考や臨機応変さが焼き尽くされる】というところから、思考が型にハマりがち・良くも悪くも自分に素直なので苦手なものは拒否、といったような人間関係で問題が起きたときに融通が利かないという側面があります。

 

(性格が悪いという意味ではないですよ♪ ひとつの視点です。)

 

 

コンバストについては占い師さんによって解釈、採用は異なります。

水星は常に太陽から28度以内、金星は常に太陽から48度以内に位置するので、コンバストの発生率も高く、太陽水星はおよそ5人に1人ほど。太陽金星は10人に1人ほど。決して珍しくないものになります。

(ちなみにわたしの場合、出生図でのアスペクトオーブは全て5度以内に統一しています。)

 

ですので、このコンバストを特に強調して読むことはありませんが、恋愛や対人関係で起きる問題がテーマのときは、この天体の組合せからこじれ具合も見えてきたりします。

 

そして、この太陽と金星のコンバスト、わたし自身が持っているのです(*^^*)

 

自分の半生と照らし合わせて納得できるので、無視できない天体の組合せではありますが、大切なポイントはそこではなく、幼稚な愛情になったその背景はどんなだったろうか。との思いに至ることです。

 

親子関係がとても良好な家庭で育った人もいるかもしれないし、もしかしたら、寂しい思いをして育った人もいるかもしれない。

どの性質もそうですが、ホロスコープに描かれている天体が人生や性格をすべて作っているわけではありません。その方の育つ環境や関わる人、そのときの選択によって人生は枝分かれしていきます。

占星術で他者さまを占うなかで、単に天体の組合せを読むことはできても、知識のみで人と向き合うことはできないなと感じています。ホロスコープだけでは、実際にその人が歩んできた道や抱えてきた想いは曖昧です。

 

なので、相談やセッションのときに、素直に正直に感情を話してくださることがとてもありがたいです。

占いなんだから全部当ててよ!!と思う方もいるかもしれませんが、持っている性質の傾向を読んだり、過去の出来事を推測したりはできても、心の細かいひだに絡まったままの感情は一方的には掬い上げることが難しいです。

 

占いは未来をより良くするためのツールですが、行き場のない心の荷物を手放すために使っていただけたらとも思います。

 

「誰にも話せない」

とてもしんどいですよね。

 

占いに関係なく、誰かに、誰かひとりでも、胸の内を話せる相手が見つかると良いなと思います。

 

いくつになっても、あのとき寂しかった悲しかった、苦しい辛いって弱音吐いていいんですよ。恥ずかしいことでも何でもないです!!

わたしは15歳のときの感情を53歳で癒やしています(*^^*)

自分から湧いてきた負の感情も大事にしてあげてくださいね。

 

 

\主に小手指、飯能でセッションをしています。/

 オンラインでも承ります。

sankakunotsuki.hatenablog.com

 

 

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