三角の月

星よみ*タロットと日々のゆるり

過去に作ったピアノ曲

最近、ずっとピアノに夢中でした♩

発表会後にまた新しい曲を選んで練習し始めるのですが、悔しいから早く弾けるようになりたくて笑(まぁ指の難しい曲だこと!)、ひたすら格闘してました。

 

先日、先生が作った曲を披露してくれて、それがとっても✧✧✧ステキな曲でもはやプロ並み!

表現したいことと技術が伴っているって、羨ましいなぁ〜と久しぶりに「うらやましさん」が現れました(*^^*)

このときばかりは、もっとピアノと真剣に向き合っていれば良かったなって思うのですが、

ではピアノを続けて習っていたら、果たして今の歳にピアノを弾いていたかどうかは、また別かなぁ〜と。

もしかしたら、嫌になっちゃってたかもしれないし、今こんなに楽しく没頭できるのはやっぱりこのタイミングだからなのかなと♩

 

そして、先生に触発された自分の記憶がむくむく・・むかし作った曲があったな。弾きたい!!

 

確かがんばって五線譜に書いたんだった、あの楽譜どこに行っちゃったんだろう?

 

と探したらありましたーーー♩

 

楽譜といっても音のおたまじゃくしだけが並んでいて、リズムはまったくデタラメです。

この音は何音符で、というのもわからないし書き方もわかんない。

なので他の人が見ても読みとれない弾けない楽譜 笑

 

それを見ながら、音の記憶をたどっていたらどんどん思い出して、また弾けるようになりました♪

 

13年前かな。

父親が亡くなったときに、何とも言葉にできない感情があふれでて、それを音にしたんです。

「守ってくれる人はもういないんだ」と涙が止まらなかったことを覚えています。

 

一緒に暮らしていたわけでも、外国にいた彼と連絡をとっていたわけでもない。

理解し合った関係でもないし、日常の優しい思い出があるわけでもなくて。

20代で一緒に過ごしたアメリカでの2年の彼は、寡黙で厳格で緊張感なしでは向き合えなかった。楽しく会話した思い出もないなぁ。

でも本当の彼はユーモアがあって人に優しくて笑顔が素敵なんだってことを、彼が退職後に母国ベトナムに戻ったときに(やっと)気づけました。

外でごはん食べていると物売りの子どもが寄ってくるの。

「買って買って」と。決して身ぎれいではない子ども。

父親はね、ニコニコして小銭を渡してその子を膝の上に抱っこするんです。

自分の国の子どもだから大事なんでしょうね、とても自然な振る舞いでした。

アメリカでもベトナムから2人の女の子を預かって一緒に暮らしていました。

わたしと、母親ちがいの妹と、その子たち2人と、離れて育った兄と5人。

そのなかできっとわたしだけに愛情をそそぐわけにもいかなかっただろうに、その時は未熟で持てなかった視点でした。もちろんちゃんと愛されていたと思っています。

 

身の上話は書くと長いストーリーになっちゃいますね(*^^*)

そんなこんなで、感情を音楽で外に出したんですが、名曲となりました笑

 

楽譜にはえんぴつで「小さく」とか「空翔ぶように」とか書いてあって、

最後の方に「みんな優しくあたたかく」って書いてあります。

 

父親のことを想って書いた曲だけど、「優しくあたたかい」気持ちで他にも亡くなった方々を想いながら弾きたいです。