映画「窓辺にて」
稲垣吾郎さん、久しぶりに見たなぁ。
演技なのか本人の個性なのか、飄々とした茂巳さん役がとても合っていた。
茂巳さんが人の役に立ってるのかなって言ってたけど、いやいや、全然役に立ってるじゃん!と心のなかでツッコミを入れていた笑
みんな茂巳さんに話を聞いてもらってるじゃないかーい。
あんなふうに肯定も否定も極端なアドバイスもしないで、ただ話を聞いてくれる人っていいなって思う。自分もあんなふうになりたい。人って受け入れてもらってる感があると、それだけで安心するもの。
男女間の愛情が軸となったストーリーだけど、たぶん若いころに観るのと、この年代で観るのとじゃ、感想が変わってくるんだろうなって思った。
わたしは茂巳さんの奥さんに対する感情はちっともおかしいと思わないし、むしろ人として愛情があるんだから立派じゃないか!とも思う。
だって、ブランケットかけてくれたりボタン縫い付けてくれたり、相手への思いやりがなかったらそんなことしないもん。
良き夫、パートナーじゃないか♩
でも肝心な奥さんがそれで不満に感じるなら、成り立たないから難しいものだ。
自分はわりと人間の関係性について、緩さ?曖昧さ?グレー?みたいな考え方があって、
こうあるべき!こうじゃなきゃ変でしょ!というのが昔からない。
区別なのか差別なのか、分けたりラインを引いたりすることも、ハテナはてなと感じる。
その人たちにしかわかり得ない関係性って、あるよね、きっとたくさん。人の気持ちって、側から見たら許せない!ってことでも、気持ちとしては存在するのだから、そこは他者が理解できる範疇ではないのでは〜と常に感じるのでした(^_^*)
映画にでてくる喫茶店やカフェがどこもステキで(セットかもしれないけど笑)、観終わったらどこかでコーヒータイムしたくなるかも☺︎